J2リーグ第4節
2018.3.17
@鳴門・大塚スポーツパークポカリスエットスタジアム
14:03キックオフ
徳島ヴォルティス 4-1 ジェフユナイテッド千葉
【得点】
前半16分 呉屋大翔(徳島)
前半30分 指宿洋史(千葉)
前半45分 杉本太郎(徳島)
後半29分 シシーニョ(徳島)
後半44分 島屋八徳(徳島)
徳島ヴォルティス メンバー
GKカルバハル
DFキム・ジョンピル/ブエノ/大崎/内田
MF岩尾/前川/シシーニョ/杉本太郎(→藤原)
FW島屋(→杉本竜士)/呉屋(→山崎)
SUB GK梶川/DF井筒/MF小西/FW佐藤
ジェフユナイテッド千葉 メンバー
GKロドリゲス
DF溝渕/増嶋/エベルト/高木
MF熊谷/茶島(→杉山)/小島/矢田(→船山)/町田
FW指宿(→ラリベイ)
SUB GK佐藤優也/DF鳥海/MF佐藤勇人/MF為田
Review
守備意識と戦術の浸透度の低さが露呈。前節に引き続き戦い方の拙さが出て開幕から未だ勝利できず。
連戦スタートの徳島ヴォルティス戦。
徳島はホーム初勝利、千葉は今季初勝利をかけて火花を散らした。前半から激しい展開に。
千葉は前節同様前半から怒涛のプレス攻勢。
徳島も激しく前線からプレスをかけてボールを奪いに行く。
真っ向勝負の様相を呈した試合、前半の序盤に動く。
前半13分に徳島の右サイドからのクロスを合わせたFW呉屋のシュートを千葉DF溝渕がペナルティエリア内で意図的に手に当ててしまい退場。
それによって得たPKを徳島FW呉屋が決めて徳島が先制。
千葉は前半30分、DF増嶋のクロスからFW指宿がこぼれ球を決めて同点に追いつく。
攻撃的サッカーを標榜する両チーム。更に試合が動く。
前半44分、徳島MF杉本太郎がサイドをえぐるシュートが決めて勝ち越しに成功。
退場により1人少なくなった千葉は後半早々高卒ルーキーDF杉山を投入し4-4-1の布陣にする。
FW船山、FWラリベイも投入し船山が1列下がった昨年のシステムの形に。
後半、リードをしていた徳島はペースを落としボールを保持しながらゆっくり試合を動かしていくようになる。
対して勝利のためには得点が必要な千葉は執拗にプレスをかけるも嵌らず体力がかなり消耗する形に。
後半29分、再び試合が動く。
千葉DF増嶋のパスミスを徳島がバイタルエリアで逃さず前線へ運ぶ。
シュートのクリアミスをMFシシーニョが詰めてリードを広げる。
完全に徳島ペースの試合。
後半44分、徳島FW島屋が千葉のディフェンスラインを破りゴールを決めて勝負あり。
徳島が4得点を奪いホーム初勝利を飾った。
Impressions
千葉は徳島戦での敗戦で開幕4戦勝ち星なし。
開幕してからの千葉は完全に弱点をさらけ出す試合が目立ってしまっている。
おそらく戦術の浸透度の低さが顕著に現れていること、サイドでの守備に危うさが出てしまっていることが不調に繋がっているのではないかと思う。
徳島戦での失点はほとんどサイドの守備のまずさ。
千葉のサッカーはサイドを主に攻撃を作る。
ディフェンスラインの乱れはサイドの空きでできてしまうことがあり、対戦チームは対策としてサイドのスペースを使うのが多い。
攻守の切り替えがうまくいかないと千葉の選手はスペースの埋めが遅れてしまう。
特に右サイドの守備は酷さを増し、人数が揃っているのにかかわらず簡単に抜かれるのが目立つ。
今回は溝渕の不用意な退場によって小島や町田がスライドして守備に追われる形が多かった。
徳島DF内田、MF杉本太郎に悠々とサイドを掌握されていたのがその証拠。
右サイドの攻撃は死んだも同然の内容だった…
守備の面で一番気がかりなのはディフェンスラインの戦術の浸透度の低さ。
今節のディフェンスラインは右から溝渕、増嶋、エベルトに高木。
3人は新加入。繰り返すが溝渕は退場してしまった。
特にセンターラインの増嶋、エベルトの守備の拙さが露呈している。
増嶋はやはりハイライン戦術にフィットしていない。
リスクが伴うハイライン戦術はディフェンスラインのコントロールが命。
全然統率できていないし、余裕がないからかミスも多発。
まずは馴染みのある近藤直也と組ませて戦術の刷り込みをしたほうがベストではないかな?と個人的に思っている。
ココ最近の出来からサポーターからの非難も集中。
これ以上の失態は避けておかねばならない。
エベルトは対人プレーで日本人選手の対応に迷いが生じているのか、この試合でも徳島の選手に抜かれるケースが何度か見られていた。
表情を見るにまだ納得したプレーはできていないのかな。
彼自身、日本では初めてのプレー。
欧州ではかなりのキャリアを積んでいる。
間違いなく素晴らしい選手。
不調を抜け出すには日本に早く順応することが第一になるだろう。
今のジェフには課題が積もりに積もっている。
開幕から勝ててないのかサポーターのフラストレーションも相当溜まっている。
現地で見ていたが、試合後一部のサポーターから怒号が聞こえてきた。苦笑いをしてしまった。
流れを変えるためには勝利することしか道はない。
なりふり構わず勝ちを奪いに行くのが必要不可欠だ。
今週は連戦。立ち止まっている暇はないよ。
次のホーム2連戦で千葉の今後が懸かっているといっても過言ではない。
まぁ勝つしかないよ。フクアリに最悪な空気が包む前に。
それでは。
TOSSYのちょっとしたつぶやき
かけがえのない日々を残す物語
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